ウン年ぶりに日記など書いてみようと思います。
- Seo Ann
- 8月30日
- 読了時間: 4分
先日、小説『ブレビエガレの行進』をカクヨムにて公開しました。書き始めてから今日に至るまで、どれくらいかかったのだろう。『かぎろいの君』の頒布が2019年とかなので、……6年くらい? わぁ、遅筆。単純にストーリーの展開に悩んだり、思うように書き進められず「詰んだ」と投げやりになったり、仕事や私生活でキャパオーバーしてたり、版権ものやゲームにハマったり、なにやら寄り道ばかりしてしまいましたが、なんとか少しずつ、少しずつ、書き進めてきた物語でした。
もともと、もう一度イベントに出て、物理本で頒布したいという思いから、書き始めた物語ではありました。『つるぎの葉』や『かぎろい』を頒布した時のコミティアが本当に楽しかったので……!
うまく書き進められないときや、やる気が出なくなってしまったときは、「ああもう僕は本を作るのは『かぎろい』で満足してしまったのかなぁ」なんて思ったこともありました。自分で一から作ったの、たった一冊だけなのにね。(つるぎは合同誌でした)
僕は物事を深堀するとか、ひとつのことを長続きさせるのが苦手なタイプでして。だけど、なんとなく書くのをやめたくないな、って思いはどこかにありました。自分の「好き」と思えることを、日々の忙しさや雑念で捨ててしまうのは、なんだかやだな、って。もちろんほかに楽しいことはいっぱいあって、漫画もゲームも映画も好きだけど、この「好き」に回り道しながらでも帰ってこられたのは、よかったかなぁって思います。
ここ数か月は、ずっと『ブレビエガレ』にかかりきりで、休み日はずっとパソコンとにらめっこしてました。それが、もう、楽しくて!身体はバッキバキだしストレートネックは悪化するし、整形外科に何度か通ったけれど!(笑)時間はかかったけれど、完結させられてよかったなぁ。
新作公開にあたり、どこで初出ししようかなぁと一瞬考えましたが、カクヨムでぬるっと連載する、という形式をとらせていただきました。
というのも、僕の、僕でもなんかよくわからんポリシーで、「自小説は誰でも読める状態にしておきたい」というのがあって。物理本は出したいから出すが、Webでも全文読める、というスタンスでいきたい。かといって発売後にすぐWeb掲載したら、買ってくれた人が「Webで読めんじゃん!」ってがっかりしやしないか……僕がぐるぐる悩みそうなので……なので、参加予定の11月の文フリ東京を前に、カクヨムに掲載することにしました。まあ発売直前に全文掲載でもよかったっちゃよかったんだけど、もう散々推敲したから『ブレビエガレ』から手を放したい、という気持ちもあって……(笑)手元に置いとくと本当に永遠に直し続けるのでね、僕は。
今は僕の周りではWeb連載してる人ほとんどいなくて、そういう雰囲気じゃないかな〜とは思っていたので、見てくれる人は多くないだろうというのは覚悟の上です。まあ物理本頒布までに、もしくは頒布後も、「こんな雰囲気の物語なのか」って、気軽に触れられる場としてもらえたらいいなと思います。(お知らせポストに反応してくれた方々、本当に感謝しております。ありがとうございます……!)
そしてもしも気になっていただけましたら、物理本をよろしくお願いします……!
個人的には好きなんです、Web連載! 個人サイト全盛期ってそんな感じだったので、懐かしいといいますか。
多分カクヨムとかの企画に参加されてる方にはweb連載はいまも身近なんでしょうか…?(その方面は疎いので、僕の感覚がズレてるかもしれない)
余談ですが、いま日崎アユムさんが「イヤサカ」という作品を毎日更新されていて、それを読むのが日課なんです。この先のストーリー、どんなふうに進むんだろうって、ワクワクしながら毎日更新を待つのが楽しいんです。
(現在のところは俄然ノジカ・アラクマ組が好きなんですけど、ナホがどんな成長を遂げるのか気になる……!)
ゆっくりストーリーを味わえるのは、Web連載のいいところだなって思います。(とはいえ物理本欲しかった)(気づくのが遅すぎた)
『ブレビエガレ』の連載も、そういう風に楽しんでもらえる人が一人でもいたならいいなって思います。割と長めの話なので(『かぎろい』の倍の文字数あるのよ)、お暇なときに覗いていただけたら嬉しいな。
6年も足踏みしていた僕の創作活動は、なんだか今スキップしてるみたいに楽しいです。
人より歩みは遅いかもしれないけれど、僕は僕なりに、創作の道をのんびり歩いていこうかな。
ところで『ブレビエガレの行進』って長くて呼びづらいんだけど、なんて略したらいいの?
『ブレ行』?
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