だんぺえさんの「はるたとだいすけ」「ハルガスミ」、二冊読了。
- Seo Ann
- 12月1日
- 読了時間: 2分
BB団地さん名義の作品は何冊か拝読したが、だんぺえさん名義は初めてだったので、手始めに読み切りの二冊を購入させていただいた。
どちらも、すごく、よかった…
「はるたとだいすけ」
初めましての方ぜひ、と書いてあったので、手に取ってみた作品。
ふたりの間に流れる空気感が、穏やかで、すこしこそばゆくて、短いながらもだんぺえさんらしさを感じられるお話だった。ふんわりとした優しい絵柄はもちろん、セリフとモノローグの言葉のチョイスも素敵で、尊い…などと思いながら二度読んだ。
「ハルガスミ」
男子高校生三人のお話。こちらも読み切りとのことで購入させて頂いた。
三人とも友達思いで、友人にかける言葉や距離感を一生懸命考えながら、仲を深めていく感じがとてもよかった。感情のゆらぎや、人を想う気持ちの描写が繊細で、心の機微を描くのがほんとうに匠すぎる…!最後、優君が気付いてしまった自分の気持ち、ハピエン好きとしては報われて欲しくはあるのだが…まだ彼の中でも、その先をどうするかの答えは霞の中なのだろうな…などと思うなどした。ほろ苦い…
個人的には古賀君が好きです。マイペースでブレない我はあるけど、とても思いやりのある少年だなあ。好き…
どちらの作品も、心がじんとするような物語でした。
面白かったです。
素敵な時間をありがとうございました。

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